こんにちは。やまちゃんです。
1月19日(日)に研さん活動として横浜市向陽学園へ施設見学を行ってきました。
平成25年度の研さん活動として、前回は講師の方をお招きしてお話を聞かせて頂きましたが、第三弾の今回は、更生保護関係の施設にお伺いし、少年たちの姿や施設の職員の方々の働く様子を間近に見させて頂きました。
平成25年度の研さん活動として、前回は講師の方をお招きしてお話を聞かせて頂きましたが、第三弾の今回は、更生保護関係の施設にお伺いし、少年たちの姿や施設の職員の方々の働く様子を間近に見させて頂きました。
横浜市向陽学園は、横浜市立の児童自立支援施設です。主に、非行少年や被虐待児(DV、ネグレクトなど)、障害を抱えた少年などが入所しています。少年たちは、施設内の寮で生活していて、学校も施設内に併設されています。そういった話を耳にすると「なんだか隔離されている感じで怖そうだな・・・」という感想を持たれる方もいらっしゃいるかもしれません。
しかし、いざ施設に入ってみると緑も多く、衣食住環境・学習環境も整備されており、また、職員さんの少年たちを想って働かれている姿を見るにつけ、今まで抱いていたイメージが一新されていきました・・・。
しかし、いざ施設に入ってみると緑も多く、衣食住環境・学習環境も整備されており、また、職員さんの少年たちを想って働かれている姿を見るにつけ、今まで抱いていたイメージが一新されていきました・・・。
向陽学園の正門前 |
施設に案内されると、最初に向陽学園の副園長さんから施設の概要と処遇の現状についてお聞きしました。具体的には、入所から退所までの流れや、施設内での生活、退所後の生活等についてお話いただき、全体像がわかりやすく理解することができました。
副園長から説明を受ける様子 |
施設についての説明を受けると、次に園内を案内して頂きました。校舎の規模は、あまり大きくないようですが、一通りの設備が備わっていて、学習環境としては充実しています。また、授業は、各少年の習熟度に合わせながら指導してくれるそうですので、少年たちからしても勉強に取り組みやすいように感じました。
中学卒業にあわせて退所していく子が多いとのことでしたので、向陽学園でしっかり勉強しておくことは少年の将来にとっても非常に重要なことだと思います。
園内に併設されている小中学校校舎入り口 |
子どもたちは、学校に行ったり部活動をしているとき以外は基本的には寮で生活しています。寮には寮長・寮母さんがいて家族のように生活しています。向陽学園には4つの寮があるのですが、今回は、そのうちの2つを見学させて頂きました。
入所者たちが暮らす寮 |
寮を見学させて頂くと、ちょうど少年たちがたこ焼きづくりをしていて、みんな楽しそうにしていました。中にはタコがなくなってしまったので、生地だけで焼いている子もいました。そこにいる少年たちの姿は、本当にどこにでもいそうな明るい子どもたちです。
これらの活動を通じて、参加者からは「退所後のフォローは?」「保護者とのかかわり方は?」「退所後でも問題行動は起こらないのか?」といった様々な質問が挙がりました。
中でも印象的だったのは、退所後にまた問題が起きてしまったり、入所前の環境を変えられないことがあることを話して下さった時の職員さんの表情でした。
更生保護に携わる者の苦悩と本当に少年のことを思っているのが感じ取れました。答えづらい質問もしてしまったかもしれませんが、率直答えて下さって本当にありがたかったです。
以上の活動を通して参加者から寄せられた感想は・・・
「それまで持っていた勝手なイメージを変える事ができた」
「滅多に行けない施設に行き、生の少年の息づかいに触れられて良かった」
「たこ焼きを作っている少年たちの笑顔と複雑な問題に取り組んでいる施設の職員の表情が印象的だった」
「少年が入所前の環境を変えられないことの難しさを学んだ」
「保護者への指導支援についてもっと知りたいと思った」
「施設職員の方々の働き方について、十分な休暇がとれるか、仕事が負担が大きくないか等知りたい」
といった感想がありました。
個人や会の中だけで完結してしまうのではなく、現場の方や頑張っている少年の姿を見て、そこで学んだことを今後のグループワークやともだち活動の糧にして、会の活動で疑問に思ったことなどをまた研鑚活動で掘り下げて・・・といったように常に学び、考えながら、少年たちの立ち直りを少しでも手助けできるよう努力していきたいと思います。
以上、研さん活動の報告でした。
墨田区BBS会も設立から3年目を迎えます。今後もより充実した活動を行えるよう関係他団体の方々と協力していくとともに、新規会員の獲得を目指していきたいと思います。
ご興味のある方は是非一度見学にいらしてください。
ご興味のある方は是非一度見学にいらしてください。
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